学校法人 お人形社学園
理事長 横澤 行夫
やさしく つよい子になって あかるい明日へ しっかり歩いていけるように。
私たちの幼稚園は、遊びを大切にした教育を行っております。この時期に思いきり遊ぶことで、その後の学びや創造性が豊かになると言われています。子どもは、様々な遊びを通して、うまく人とかかわれるようになったり、言葉が豊かになったり、自然の美しさや不思議さなどに気付いたりすることで、小学校以降の学習の基盤を作っているのです。
3歳になると、子どもは、まわりへの興味・関心・人とのつながりなど急速に広がり、親への全面的な依存状態から自立に向かいはじめます。私たちは、このような発達をふまえて、初めての集団生活の中で、一人ひとりのよさや可能性を伸ばしていきたいと思っております。
よいことや悪いことの区別、他者への思いやりや社会的ルールを育てるなどの心の教育を大切にしていきたいと考えています。子どもたちの柔軟な発想は、みずみずしい感性に満ちています。新しい夢が次々に生まれる場所。それが私たちの目指してきた幼稚園です。
子どもたちが、花が咲いたように明るい顔をするのは、園になじみ、お友だちと仲よしになって、園生活の楽しさが身に付いてきたためであることは間違いありません。日常の保育を通して、幼稚園の行事を通して確実に成長していく子どもたち。
卒園して行った子どもたちが、幼稚園の思い出として、強く印象に残っている行事は、「お遊戯会」をあげている子どもたちが多いようです。それは、お人形社が、創立者(大黒高)により、昭和6年に舞踊研究所としてスタートし、(昭和28年に幼稚園として宮城県より認可を受ける)88年を経過して、受け継いでいる情操教育の成果であると言えるでしょう。
新しいものに向かって躍動している、子どもたちの信頼のあらわれに、精一杯こたえていきたい。そして、子どもたちのキラキラした夢によりそい、私たちも一緒に追いかけていきたい。
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